銀座の老舗「ハゲ天」の名前の由来

銀座の老舗「ハゲ天」の名前の由来

今日、仕事で池袋に行って、昼食を東武デパートで食べることにしました。池袋は仕事でよく行きますが、食事でデパートへ入ったことはありません。デパートはやはり割高のイメージがあり、いつもは牛丼やラーメン。ただ、今日は午前中の仕事がうまくいって気分がよかったので、「たまには」とデパートの名店街に足を運んだというわけです。
時刻は11時半。どの店もまだすいていますから、よりどりみどり。ステーキもうまそうだし、中華もいいな、ひとりで寿司もオツだな、とフロアを歩いていると「ハゲ店」の看板が。銀座の有名な天ぷら屋さんです。老舗中の老舗。銀座の本店も知っていますが、ふところぐあいとの折り合いがつかず、入ったことはありません。
ところが、店頭のメニューを見ると、ランチはなんと980円! まずこの手の店はランチでも1500円くらいはします。これはぜったいお得と思い、迷わずのれんをくぐりました。
さすがの名店。廉価なランチにも関わらず、揚げたてのてんぷらを板前さんがそのつど、テーブルまで運んできてくれるのです。これには感激。衣がごく薄いために食材そのもののおいしさがダイレクトに味わえます。特においしかったのがアナゴとアスパラ。
ごはんはサクラエビの混ぜごはんで、しかもお代わり自由。赤だしの濃厚でしかもしつこくない味噌汁も絶品。ほとんど感動して店を出ました。
家に帰ってから、店のことを調べてみました。というのも、「ハゲ店」というユニークすぎる屋号が、前々からちょっと気になっていたからです。
ネットで調べて、笑ってしまいました。「ハゲ店」はまさにそのまま、「ハゲの天ぷら」の意味なのです。昭和初期に天ぷら屋を始めた初代が32歳という若さにして、ハゲ。元の屋号は「たから」といったのですが、お客さんたちが「ハゲのやってる天ぷら屋」というところから「ハゲ天」と呼ぶようになって、それがそのまま屋号になったということです。
そのエピソードを知って、ますます親しみがわきました。これから池袋でランチを食べるときは、2回に1回は「ハゲ天」にしようと決めました。
ほんとうにおいしかったです。